五月満月祭(ウエサク祭)から九頭龍神社へ 3

お祭りが始まるまで、3時間くらいあるが、私は持ってきた本を読んだり、ぼんやりしたり時間を過ごした。元気だったら、文章を書いたり、考えたいことをまとめたりしたいがそこまでの元気はなく、これは儀式に向けていろいろ考えないようにさせられているような気持ちになった。

確かにここまでバタバタしていたので、この時間にゆっくり何も考えずに居ようとお祭りまでぼんやりし、お祭りが始まる前になんとなく始まりを感じた。

儀式が始まる時間、まだ空は明るい。儀式は本堂からの音声に沿って進む。

今回、鞍馬方面からお山に入った方にはマントラやお祭りの概要が配布されていたようだが、私は貴船側からお山に入ったのでその概要は手元になく、マントラ等は私が聞こえた通りをそのまま諳んじた。どれだけの方がお祭りに参加されていたのか分からないが、たくさんの方が同じ言葉を唱えると、自分が唱えた言葉がもっと大きなうねりになり、そのバイブレーションが自分に還ってくる。般若心経を唱えている間、たとえ意味が分からなくても、この文句がもつエネルギーがこの場に発生し、宇宙からこの場を観られているような気がした。私がお祭りに参加したいと思って、自分の意思で今ここに居るはずが、やはり宇宙からエネルギーを捧げるためここに来ることが決まっていたように感じた。

徐々に闇が増していく中、そのバイブレーションがとても心地よかった。

本堂で灯したお光(火)を参集者が持つ「心のともし灯」にお光を移し、それをまた別の参集者へ灯していく。どんどん広がる光はもし宇宙から観ることができたら、どんなに素晴らしい光景だっただろう。

私は灯をいただいたとき、あ、これは自分の心だと感じた。

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