五月満月祭(ウエサク祭)から九頭龍神社へ 2
今回、貴船側から入ってみようと思ったのは、私の最近の趣味のせいだ。貴船神社でお水をいただいてから鞍馬山に入ろうと思った。ここ3年程、湧き水を汲むことが好きになった。私の近所にはほとんどないが、京都はあちこちで湧き水を汲める場所がある。汲んだ水はそのまま飲んだり、お茶やコーヒーを沸かしたり、時には少しお風呂に入れたりお料理に使う。水の味の違いや温度、口に含んだ時の感触を味わうとやめられない。
叡山電車は運良く座れて、もみじのトンネルや夏に向かう緑のパワーを満喫した。
時間もギリギリでいつもの貴船から入ろうとすると、駅からバスに乗ることすら忘れそうになったりあわあわする。貴船神社は参詣者がいっぱいだが、お水はいただけた。昨日に引き続きダッシュで行きたいところだが、最初の登りは急で昨日の疲れもあり、焦らず早く行って、余裕が出たら早足で行こうと思った。なので景色を楽しむより、何も考えられず息を吐いて山の空気を体いっぱいに吸う繰り返しだった。だんだん体が慣れてきた頃、魔王殿に着き、これは予定時間には着けると確信した。魔王殿で少しだけ瞑想して、そこからは緩やかな道を早足で通って行った。
お祭りの前に本堂のお参りを済ませたくて、その日の参拝終了時刻の5分前に本堂に辿り着いた。もう本堂の前の金剛床((こんごうしょう)宇宙のエネルギーが噴出するとされる三角形の石畳)にはロープが張り巡らされていた。まず、本堂にお参りし、お札を購入し、昨年頂いたお札をお返しした。お祭りの間どのあたりに居ようか決め、金剛床でお参りを済ませ、心のともし灯と呼ばれる蓮の花をかたどった紙の器に入った赤い蝋燭を購入しお祭りが始まるのをのんびり待った。お祭りが始まるまで、3時間くらいあるが、私は持ってきた本を読んだり、ぼんやりと時間を過ごした。元気だったら、文章を書いたり、考えたことをまとめたりしたいがそこまでの元気はなく、これは儀式に向けていろいろ考えないようにさせられているような気持ちになった。
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