無限の宇宙とその源泉
先日(2025年8月)、YAYOI KUSAMAの展覧会に出かけた。私が目にしたことがない年代のワークも観ることができ、これらが今私が知っている彼女のワークにどうやって繋がっていくんだろうと思った。
初めて彼女が実際に話している動画を見て、とても傷を感じた。そこに置いてある著書やワークを通して、彼女の幼年時代を初めて知った。 彼女に見える世界や風景が作品を創り、様々な溢れ出る思いが最初は自分の内面を外に出すため、そしてそれがいつしか彼女らしさとなって作品や彼女が光を放ちだしたように感じた。
この無限の鏡の間に入った時、くるりと見渡すと目が回りそうで、鏡の反射でどこまでも世界が作り出されていくようだった。 私は自分の周りの世界が無限に広がっていくようで、実は自分の内面の宇宙が限りなく映し出されていくように感じた。まだまだ、 私が気づいていない自分、気づきたくない自分、出会っていない自分が山ほど私の中には居るのだろう。
個人セッションをさせて頂く中で、受けてくださっている方の新しい面に気付くことがある。 私にはその面がどう現実で開くのかは分からない。けれど、ある日その方が、その面を開いたことを知る機会が訪れる。そのとき、その方の内面の宇宙が私に反射する。
本来、私はセッションの対価としていただくもの以外は受け取れないが、やはりその方さえ知らなかった新しい面をこういう風に開くんだと教えてもらえて嬉しさを感じる。そして、その方のここまでの変容をみせてもらうことへ感謝を覚える。
本当は私たちの中には無限の尽きることのない泉があるのだと思う。その泉を自分らしく在るために泉の色は知らず知らずついてしまって居るのだけれど、本当は選べるし、本当はどの色が自分なのか知っているのだろう。 自分自身で選ぼうとしたときに、少しずつ泉が自分らしくなり、自分の内面の宇宙と向き合い続けることで源泉が変わっていくのだと思う。
《無限の鏡の間―ファルスの原野 / INFINITY MIRROR ROOM – PHALLI’S FIELD (OR FLOOR SHOW)》 1965/2013年by YAYOI KUSAMA「INFINITY – SELECTED WORKS FROM THE COLLECTION」 at ESPACE LOUIS VUITTON OSAKA till Jan 12,2026
本展示はSNS等の投稿可能な展覧会内のものです。


