身体を縮めてハートも縮こまっている

呼吸

呼吸と一口にいっても本当にたくさん種類がある。
今回は緊張を緩ませる、リラックスする、眠る前にする呼吸のようなものと捉えられるといいと思う。(口呼吸ではなく、鼻で吸って口や鼻で吐く呼吸)

呼吸は自分では意識していなくても生命活動の維持に必要なものだ。生きていくために食物を摂取しエネルギーに使ったり、蓄えたり、筋肉をつけることも大事だ。
呼吸は1、外界から酸素を取り入れ、体内で消費した二酸化炭素を放出する 2、同時に食物から摂取したエネルギーを体内に巡らせる。何を摂るかはとても大切だけれど、摂取したエネルギーを適切に使用しなければこれまたせっかく取り入れた食物のエネルギーは無駄になってしまう。

呼吸が適切にできていると内臓は適切に循環し、体全体はリラックスして、脳も安定の方向に向かう。
食物は誰かに与えてもらうことはできるかもしれないが、呼吸は自分でするしかない。

呼吸する時、肩が上下したり、首を動かして肩で息をしていないだろうか。
肩で呼吸している場合は、横隔膜の動きが悪くなっていて代わりに肩や首を使っている可能性がある。
横隔膜が適切に動いていないので、体内の二酸化炭素を全部吐けておらず、上澄みの部分だけ酸素と二酸化炭素の交換をしている可能性がある。そうなると、体内には量的にもたくさんガス交換がされていないし、質としても新鮮な酸素が十分に取り込まれていないので体には悪影響だ。

不思議なことに深く呼吸ができていないと、発声や話す内容にも影響があると思う。吐ける息が少ないから、声も小さくなるし、すぐに息切れをしてしまう。
思っていること、感じていることをすべて出せないと、息も深く吐けずに無自覚に体を縮めて体の中に思いや感じていることにも気づかなかったり、溜めることが多いように思う。
ハートを開くって思っていることや感じていることを自分で認識することだ。こう思うと体と心ってつながっていると強く感じる。

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