恐怖を感じる練習 3

もちろん、痛かったことは消える訳ではないけれど、ちゃんと筋肉に効けばそのあとはとても楽になる。この効いてる痛みの中、なんとかしようとしている自分や、痛い〜と叫びたくなる自分を感じると徐々に落ち着いていくことが、自分から自分の恐怖をみにいくこととよく似ていた。

痛い!っとぱっとやめるのではなく、しっかり痛いなあと感じる。

マインドで自分の怖いものを見た時、直視できなくて怖い!とただ熱いものに触って手を引っ込めるように怖いものの正体を直視していない。それを自分はこれが怖いんだとしっかり見て触って、たとえば実際に怖いと口に出して言ってみる。すると、今まで克服しようとしていた怖さを感じて、しっかりとそれを感じればそれはだんだん薄らいでいく。怖さは残るけど、頭の中で描いていた怖さとは違って感じると思う。そうすると、頭の中で描いていた怖さとはどんどん変わっていき、俯瞰して見られる。

熱いお風呂(恐怖で熱くみえるけど、本当はどうかわからない)に入ろうか入らないか迷っているようなものだと思う。入ったら熱くてきっとやけどするだろうから入らない(マインド)、でも体は冷えているから入りたい(本音)、きっと熱そうだからと決めつけ、指をつけたり確認せず、怖いから水を足す(マインド)、怖いけど入りたいけどどうしていいかわからなくて湯舟の前をうろうろする(ま(マインド)、、、、熱そうだな、怖いなーと感じてからそのままそっと指をつけて確認したとき、そのお風呂が本当に熱いかやっとわかる。怖くて入れない時、やけどしそうだったからいいや(正当化、言い訳)をしてしまいそうになる。いきなり、湯舟にドボンもいいけれど、しっかり自分が何が怖いのか確認する。それでやっと恐怖と一体化している自分に気付く。すると、やっとお風呂のお湯の温度(恐怖)が自分にとってどうだったかわかる。

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