グラストンベリーへ 前編

ロンドン滞在中の日記です。

トレーニング前、グラストンベリーに一日滞在しました。以前からマグダラのマリアについて興味があり、グラストンベリーにマグダラのマリアゆかりのチャペルがあると聞いていたのとTor(トー)の丘に行ってみたかったのです。ただ、ロンドンから電車とバスで5時間、となかなかの距離。電車やら調べるのが面倒だなあと思っていると、天使のように絵里奈さんが一緒に行きましょうと言ってくれ、行く気がUP

 前日もまた別の天使が現れ、早朝にも関わらず駅まで送ってもらえることになりました。ありがたく無事に出発!天使に感謝です。それでも滞在時間はタイトです。

日曜なので、電車も少なく、時にはお茶、お菓子を楽しみ、グラストンベリーへ。どんどん、緑が深くなる。街は中世のお伽話の世界のようで、現代人の私たちがいるのはとても不思議な感じ。今日は週末でたくさんの方がいらっしゃっているようです。

まず、マグダラのマリアのチャペル(今はSt.Margaret’s Chapel & Magdalene Almshouses(セント・マーガレットとマグダラのマリア救貧院)」と呼ばれています)へ。

https://www.stmargaretschapel.org.uk/the-chapel/

お庭は街とはうって変わってとても静か。お花が繊細なお庭で温かい気持ちになります。

チャペルには聖マーガレットとマグダラのマリアの聖画像があります。庭での温かい落ち着く感覚から、チャペルに入ると、急に涙が込み上げて止まらない。また違う温かさに触れて溢れてきたようでした。気持ちもどんどん温たくなっていきます。来られている方は、みなさん静かに瞑想されています。お庭でもチャペルの中でも居られる方皆さん、目線を交わすだけでも温もりを感じます。とても静謐な雰囲気。溢れる涙で騒がしくなると申し訳ないなと思いながら、祈りを捧げました。

そして、Tor(トー)へ。

https://www.nationaltrust.org.uk/visit/somerset/glastonbury-tor

パワースポット同士を結ぶ線をレイラインと呼びます。グラストンベリーはイギリス最大と言われるセントマイケルズレイラインが通っています。セントマイケルラインは男性性エネルギー。そして、Torはセントマリアラインという女性性エネルギーも交差している場所です。

これまで聖ミカエルの塔の写真しか見たことがなく、どこにあるかは想像していなかったので、実際に来て驚きました。山ではないけれど丘の上に塔が見える。ハイキングだなあと思いながら登ります。なかなか大変でした。20分は登ったと思います。

迷子の羊ちゃんを横目にひたすら登る。しっかり足をつけて登っていないと倒れそうな程風がきつい。登ること以外は考えられないくらいきつい風。雨はパラパラ程度だったけれど、飛ばされそうな勢いでした。ここは家族連れや、ご夫婦で来られている方も多くて、挨拶したり楽しかったです。 

 頂上からの眺めは、なにも遮らない。なにかを振り落とすかのように風が強く、ただ、立っているのも力がいる。立っていられなくて建物の陰で風を避けることもしばしばでした。ここにいることしか考えられないくらい何も思考が働きませんでした。

できれば長くいたいけれど、また訪れたいなあとtorを後に。後半に続きます。

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