今の自分に戻り続ける
呼吸が適切にできていないと感じる場合、プロに指導してもらうのはおすすめだだ。
オンラインで呼吸を教えるサロンも存在する。そこでは呼吸の仕方(吐く、吸うタイミングをカウントによって管理する,部位を意識する等)だけではなく、そもそも呼吸が適正にできる体の状態なのか、呼吸筋の緩め方、あごの状態や口内環境等や方法以外の様々な視点から呼吸を適切にする手がかりを提供してくれる。
例えば鼻詰まりがあるから呼吸がスムーズにできないのでは?胸部が凝っていないか?といろんな視点がある。
ヨガではたくさん呼吸の方法があるし、日本の武道でも実践やそれ以外でも呼吸を大事にしていると感じる。
そういう学びをするのもよいと思う。
よく自分の状態がわからない方は呼吸筋を緩めるマッサージを受けてみるのもいいと思う。
呼吸が適切にできていないと呼吸筋付近(みぞおち、肋骨の下部あたり)が固くなって、触れると痛く感じる方が多い。
呼吸筋のあたりを緩めてもらって楽になれば、自分の呼吸は浅いのかもと疑うきっかけになる。
ここで呼吸を意識するときに、普段背中に違和感を感じていたり、猫背のように体を縮めていると胸や内臓を圧迫して呼吸がしづらいし、そのために内臓の動きも圧迫していることになる。なので私は背中を緩めることは自律神経の観点からもとても大事だと思う。
呼吸には、吐くと吸うがある。
吸えないのはまず体の中に出していない空気があるから。まず吐くことを意識する。体は吐ききったら自然に新しい空気を欲する。激しく運動した後、ゼーハーと息を吐ききると自然に新しい空気が入ってきてとても楽に感じると思う。あの感覚だ。
ただ、激しい運動だとリラックスにはならないので、リラックスの方向に向かうように呼吸ができるようになるときっと体がほっとする瞬間が芽生える。
そういう状態でマインドワークをするときっと今まで自分がとても緊張していたこと、無自覚に自分を守って口に出せないほど怖いこともよく感じられると思う。
私は深く息ができると、ものの香りを感じたり、感覚を取り戻して落ち着き、今の自分に戻れるように思う。私はセッション中はいつもキャンドルを焚いている。焦っている時はやはり香りは感じられない。
一旦息を吐き、深く息を吸い込むとキャンドルの香りを感じて、落ち着きを取り戻し、今の自分に戻り続ける。