ピンチは自分をリセットするチャンス

最近、ひょんなことから医学部受験生向け予備校の動画を見るようになった。そこで言われていたことは多浪生に関して、人によっては一旦今まで彼らがやってきたことを否定する、一度精神崩壊をさせる(程度の強度のことをする)だった。今まで積み上げてきたことのバランスが悪く、そのために自分では自分の弱点がわからなかったり、それを認められなかったり修正が必要な場合は学力は伴っていても合格できないケースが多く、それを一つ一つ修正する時間は限られているので、一旦強制リセットをかける。そういう意味合いだと私は感じた。
それって今までの積み重ねた努力、お金、時間、自分の価値観やプライド、その他を一旦やめることで、人によってはとんでもないハードルだと思う。でも、多浪生にとっては今のゴールは医学部入試に合格することで、今までの努力や費やしてきたことを肯定することではない。ここで今までの努力やプライド、自分のやり方にとらわれずに、自分のゴールに向かって人のアドバイスを受けて自分の行動を変えたり、自分の在り方を変えた人が合格を手にするのだろう。
私はマインドワークでもこれは同じだと思う。今の自分の願いが叶わないのはなぜなのか等思い描くものに対して、今までの自分の価値観や今まで信じてきたことをそれは本当か疑う。実際に自分がどれほどそれを日常でしているかを検証して、自分のしてきたことが自分にとって良かったのか、何が怖くてそれが変えられなかったのか、今は自分で変えられることだったのか、そんなことしなくても良かったのかを感じる。そして自分のための行動をとる。
でも、頭でそこはわかっていても、いざ自分の行動を変えることで、今まで頑張ってきた自分の過去を否定してしまう気がして、今までやってきたことを手放せないこともあるだろう。
ここで、超ピンチで私は頑張ってきた!とかもったいない過去とか四の五の言ってられない状況に陥った時、そういう人が初めて自分を変える。ここで四の五の言っている部分がなかなか手放せないところで、本当にリセットが必要なところだと思う。
そして、人によっては「私は追い詰められないとできない」と新しく思い込みをつくるのかもしれない。