もしも自分が宇宙の立場だったら
過去のブログ記事「宇宙の気持ち」を修正、加筆しました。加筆部分が多いため、2記事に分けて投稿致します。
(過去記事は削除し、新着記事に致しました)
今日はクリスマスですね。
クリスマスになると思い出す出来事があります。
私は以前海外物流の会社で働いていました。基本的に年中忙しい職場でしたが、クリスマスから年末年始は海外と日本のお正月も相まって、仕事量も多く、休暇前の緊張感のある日々が続いていました。なのでクリスマスも残業ということが多く、その日は同僚は忙しいけれど、私だけはそんなに仕事が詰まっておらず、割と電話をとっていました。
午前中にその電話はかかってきました。
EGYPTのALEXANDIRIAから、日本からの輸出貨物案件で、早く貨物を渡してくれという催促の電話でした。自分の担当でもなかったので、私は電話の主が言っていることが事実なのかかある程度調べて問題もなさそうだったので、担当部署へ引き継ぎました。ただ、この日はクリスマスイブで確認地はクリスマス休暇中のため、日本の担当部署でもなかなか確認ができないようでした。電話の主は本当に困っているらしく、私が最初の電話をとってから二度、三度まだ掛けてきました。そして偶然、全部私がその電話をとってしまうのです。
こうなるとどうにかして貨物を渡す手伝いをしたくなってくるのです。その方がどうしてもなんとかしたいという思いが伝わってくるのです。日本の担当部署とも何度か話している時、最初の電話は現地時間できっと朝5時半くらいから日本へ電話していて、この方はきっと昨日から明日は日本に電話しないと!とすごい気合で朝起きて電話を掛けているんだろうなと気づきました。
この時、私が宇宙だったらこういう人を助けたくなるのだろうなあと感じました。
電話の主は日本の取引相手や中継地、方々に電話をしていたようで打てる手は打っていたし、電話でも本当に早く解決してほしい気持ちが伝わって、こういう人には味方、今回は全くその取引と関係のない私、もつく気がしました。最終的にこの件はなんとかなったようです。正直、この件は業務上は奇跡でもなく普通に処理していれば問題ない珍しくもない出来事です。
さて、ここまで読んでくださった方は、ご自分が宇宙の立場になったらこの方をどう思うでしょうか?